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昔からの言い伝えを見える化するプロジェクト

福島県と山形県にまたがる磐梯朝日国立公園では、古代から続く山間部の自然を、
今も美しい景色として目にすることができます。
その中の福島市にある浄土平や吾妻山は、空気も澄んでいるので登山だけでなく
星空観測にも人気です。未確認飛行物体が訪れるという噂も…

地球外生命体が残したものや、エピソードがあるかどうかは不明ですが、吾妻山には残雪にまつわる言い伝えがあります。

冬の間は雪に閉ざされる吾妻山も、春には雪が解けて山肌が現れます。
雪解けが進むと白く残った雪と、その跡に黒く現れた地面が、うさぎのような形を作り出すのです。

うさぎが現れる

この現象は「種まきうさぎ」とも呼ばれ、福島市内から吾妻山を見上げ、うさぎの形に見えたら、水稲の種まき時期だとされています。

H25.3.21 福島市内から見る吾妻山

浄土平・吾妻山 :: スタッフブログ :吾妻山の雪うさぎ見ごろ!? ||自然公園財団より

 

福島市の観光キャラクター「ももりん」は、この雪うさぎをモチーフにしています。特産のモモとリンゴから名づけられました。

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福島市観光キャラクター“ももりん”プロフィール - 福島市ホームページより


確かに雪解けが進む3月から5月に、うさぎの形が整うので、おおむねあっています。
気象データをみても標高1500mを超える位置に出現するうさぎと平地では10℃程度気温に差があり、雪解けが10℃位とすると田んぼは15~20℃前後になるので適切な情報といえるでしょう。

福島市の気象データ:Xuni FlexChartで作成

ただ、判断基準が「うさぎに見える」と曖昧です。
判断には長年に渡る観察とそれに基づく結果が重要になってきます。
種をまく人は、その家に代々伝わるうさぎ像、つまり経験値をもとに時期を予想します。

陸に咲くゆりと海の関係

「ゆりの花が咲くころに牡蠣が産卵する」

今年の吾妻山のうさぎが消えた頃、そんな話を聞きました。
牡蠣の養殖には、海面下に吊るした貝殻に、稚貝を付着させる方法があります。
きちんと付着させるためには、産卵のタイミングを見計らって貝殻を吊るしたイカダを設置しなくてはなりません。その作業の目安が「ゆりの花が咲くころ」というわけです。

このように自然を相手にする産業は、長年の経験とそれに基づく勘を頼りに
作業をするケースが多々あります。昨今はこの部分にITのパワーを活用して、
効率的に育てて収穫することを目指すプロジェクトが数多く推進されています。

仙台本社のIT企業アンデックス株式会社も、「水産×IT」事業を推進し、ITを利用した水産業の活性化を目指しています。
データを蓄積し、経験と勘を見える化することで、収穫の安定とノウハウの継承を行い 水産業の発展に貢献する取り組みを継続中です。

そのアプリ開発にグレープシティ製品「Xuni(ズーニー)」が採用されています。
沖で計測した水温データをクラウドに蓄積し、グラフで可視化する漁師向けスマートフォンアプリに利用されました。

その開発を進めたプロジェクトチームにお話を伺いました。
エンジニアが、ITに縁遠いユーザー様に認められるまでの足跡を紹介しています。

 

www.goxuni.com

 

この記事はグレープシティが発行するメールマガジン「PowerNews」の第452号(2016/7/28発行)に掲載された記事を、加筆修正して転載したものです。  

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